このところお呼ばれLIVEを数件であります。
実は、コペルニクス。
ときどき現場と実際を体験比べして、何とか時代の空気を読み取ろうと、努力はしている。
というものの、けっこう年も行っちゃってますから感覚は多少たりとも鈍い、かもしれませんな。
というわけで六本木。ここは昔、草薙君がスッポンポンになられた広場、、、
そしてここは私の青春の街、最初の就職先の通勤路であります。というと『ルニちゃんはどこの街へ行っても、青春の街じゃん』などとお叱りを受けそうなのですが。
LIVE『Tamaohs』は華やかでシャレオツ。店内の照明は美しかった。
クスちゃんと俺は妙に場違いな気分で隅っこにふんぞり返った。
何とテーブル席はステージと直角に並んでおり、完全に出演者に背中を向ける客が多いが誰もビックリしていないということにビックリした。
クスちゃんは椅子をひっくり返して俺に背中を向け、ステージの方をちゃんと見ていた。
が、これは実は珍しいことかも知れなかった。
俺がステージの玉ちゃんを見ようとすると、隣席の見知らぬ美女はコッチを向いているので顔面アップで迫ってくるのだ。
これはロックミュージシャンにはアリエネー体験であった。
ミラーボールが眩しいキラキラの中、置いてきぼりなのか。玉緒さんのジャジーでソウルなヴォーカルはとても鮮やか、MCもよどみない。ベテランの八尋さんも手慣れている。満席は妙齢の女子でほぼ埋め尽くされており、男性は4人ほどで1つのテーブルに静かに固まっていた、、、お気持ちお察しします。
おい、料理はいいから玉ちゃんの歌をちゃんと聞けよー、などと思いつつ、夜は楽しく更けていった。
後日コペちゃんにお伝えしたら、コペ&真理子組も中目黒のシャレオツLIVEで同じような体験をしたらしい。
えっライブって音楽を聴くためのもんじゃないのか、音楽のド真ん中はいったいどこへ?とコペ。
思わずクスやんと顔を見合わせる。右も左も上も下も始終音楽のことを考えている俺には予想外だ、だって考えたいじゃん、と久しぶりにマジメモードに、、、、。
さてさてこのvs、いつまで続くのやら、ですね。俺は降りません。
出演> 六本木 KEYSTONES CLUB
菊地雅之(ピアノ)上野山英里(フルート)きむらたまお(ボーカル)八尋洋一(ベース)藤橋万記(パーカス)
@Photo by クスちゃん