わがヴェンタインのレコーダーは今だにTAPE録音。倍音が再生されるからすこぶる音楽的。世間では『昭和の音がする!』と笑いネタになってたり、にわかデジタルboyにケチをつけられたりもする。
それでもメジャーなレコード会社のエンジニアがこっそりノウハウを聞いて来たりもする、、、何が良いのか悪いのかワカラナイ。
それでもメジャーなレコード会社のエンジニアがこっそりノウハウを聞いて来たりもする、、、何が良いのか悪いのかワカラナイ。
そんなレコーダーはアレシスのa-dat(え〜だっと)。もはやとっくに会社はなくなり在庫もなく、日本の総代理店も行方をくらまし、それでも残るはネットオークションだがジャンク品扱いでほぼそのままでは使えない代物ばかり。
コペはそれを入手しては毎回コツコツと直してギリ。最近はそのジャンクすらも品薄に。いよいよデジタル化か?に一部のミュージシャンが猛反対。だったらどうすんだい。。。
そこでルニがジャンク1台GET。届いたものの案の定TAPEがはいらない。さてさてコペの手先がイノチをかける。『ガンバレ、ガンバレ、、、』とクスちゃんのがんばれコール、少々気合いがこもってない。
なんだかんだの末、機材の底あげをしてヘッド調整して機材をペシッと叩いたら、TAPEケースを吸い込んで回り始めた!
そこで先日お試し録音した来園寺(らいおんじ)君の歌テイク、見事に再生。サァサァサァ、どんなもんだい!スゲエなスゲエな、さすがコペルニクス。と、いい気になってヨーシ、走行40分続けてGOだ!サウンドは湘南ミュージック、ギターがギュインと鳴り響きボーカル高らかサビ突入、いざ、いざ、来園寺君の絶叫が空に向かいし両手広げて『Ahーーー』
と盛り上がった途端、ボン!と響いた。オヤ、アレ、歌が居なくなった。来園寺くーん、どこに行っちまったんだいイエイイエイ、演奏もピタと鳴らない。静かな波がひたひたと打ち寄せるだけ、ザザーン、、ザザザ、、、。
何かの具合か都合か要は『飛んだ』ということですね。
コペルニクス、ガックリしょげてたら電話がなって、仙台の異端児から『a-dat、一台見つけたよ』
エーッ、ハッハッハ。またまたやる気がムクムクと湧いて来た。次回はきっとうまくやれるからね、余ったネジもあるし。耳元で来園寺君の絶叫が聞こえたような気がした。